東京農業大第一高中等部 2020 算数 第1回 講評

目次

大問1 小問集合

(2)の計算が重め。処理順を丁寧に考えたい。

(1)計算

分数で処理しつつ、最後は小数に直した方が楽かな。

(2)□を求める計算

逆順で処理したい。掛け算を先にしてしまうとかなり複雑になるかも。

(3)場合の数

トライが奇数回であること、ゴール数はトライ数以下でなくてはならないことに注意して。

大問2 整数系

割と解きやすい。時間をかけずに完答を狙いたい。

(1)約束記号

順列P(permutation)が約束記号となっている。
書き並べて約分していくのが確実だね。

(2)倍数の個数

1949~2020までと範囲が狭いので、ベン図等を使うより書き出した方が楽かな。
7の倍数書き出し⇒偶数削除⇒3の倍数条件で削除の順でいくとスムーズ。

(3)数列

階差数列。数列をみたらまず差をとり、その差の規則性について考えてみよう。

大問3 思考力系

ここが鬼門。解いてて面白いんだけど、受験生にはちょっとしんどい。
時間をかけるか、思い切って捨てるか。選択が必要だね。

(1)柱の見え方

選択肢から考えた方が楽かな。(カ)が成り立つことに気を付けてほしい。

(2)紙を折って切る

一度は見たことのある問題なんじゃないかな。逆順で考えて開いていくのが王道だね。
16か所それぞれに番号を振って折っていく方法もいいね。なにより実際に折り紙等でやってみてほしい。

(3)タイル

まずは面積からアプローチして選択肢を減らそう。それから残ったもので敷き詰めることができるのか丁寧に考えたい。

大問4 色々

この大問のテーマは・・・なんなんだ?笑
まぁどれも解きやすく、計算が複雑なものもないので、この大問で時間短縮を狙いたい。

(1)面積

交点が長方形の中心と気づけば終わり。

(2)円柱の切断

これは見た瞬間。分母分子だけ間違えないように。

(3)道順

書き込み法でいいでしょう。

(4)食塩水

天びん図でも面積図でも。蒸発のときの天びん図は少し特殊なので慣れておきたい。

(5)条件整理

方程式使っちゃった。…と思って解説見たら方程式使ってた笑

大問5 速さ

ダイヤグラム書いてあげて、仕事算の要領で速さを置いてあげれば問題なし。
これは完答狙える。時間があれば…。

総評

合格者平均は65.2点。とにかく時間が厳しいね(40分)。大問3で悩み過ぎないのが大事なのかな。

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